大学の講義ノートをiPad Proで取るべき8つの理由

文系大学生の僕が1年間iPad Proで講義のノートを取ってみたところ、完全に紙ベースの資料をゼロにすることができたので是非とも文系大学生の皆様にはおすすめしたい。

2018年にはベゼルレスデザインの11インチモデルが登場しているが、これから紹介する特徴は10.5インチ、11インチのどちらにも共通する内容だ。

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毎日の時間割チェックからの資料をカバンに詰め込む必要がない

講義ではプリントか事前配布されるPDFがベースの講義がほとんどだし、PDFならダウンロードすればよい。配布のプリントならiPhoneで写真を撮ってAirDropで送ればよい、ということで完全ノート代用出来るし、荷物も圧倒的に軽くなるだけでなく、時間割を見て持ち物を選ぶ必要がない。iPad Proだけ持っていけばよいのだ。

使っているアプリはGoodNotes。960円の有料アプリだが、講義のノートを取るなら絶対におすすめだ。ページ追加や複数のノートを立ち上げる機能など、基本的な機能がしっかりと抑えられている。無料アプリなどを試してみたのだが、ここまで全体的に仕上がっているものは他になかった。

iPad Proで大学ノートを取るべき8の理由

  1. 一秒間に最大120回画面を描写するので、書き心地がとても自然
  2. 電子ノートならではのUNDO(一つ前の状況に戻す)が便利
  3. 直線や長方形などを簡単に書ける
  4. 色の変更が簡単なだけでなく、蛍光ペンも使える
  5. 複数のノートをChromeのタブみたいに立ち上げられる
  6. SplitViewを使えば、ノート以外にもアプリを立ち上げられる
  7. 写真の取り込みがすごく楽
  8. 既に書いた箇所のコピーやスクショが簡単

それぞれ説明していきたい

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1.一秒間に最大120回画面を描写するので、書き心地がとても自然

僕が購入したiPad Pro 10.5インチは2017年に発売されたモデルだ。この年のiPad Proから「ProMotion」と呼ばれる技術が投入され、今までは1秒間に60回しか画面を書き換えていなかったのだが、1秒間に120回書き換えられるようになったのだ。(120Hzリフレッシュレート液晶)基本的にほとんどのスマホやディスプレイは60回の書き換えだ。(60Hzリフレッシュレート液晶)

2倍の画面描写となれば、体感できるレベルで滑らかになるのだ。もし、ピンとこないのであればぜひ実店舗で試してみてほしい。あなたのスマホやパソコンが60回しか画面を切り替えないモデルなら、比較動画を見ても参考にならないからだ。

120Hzリフレッシュレート液晶になって、何が一番恩恵を受けるかと言えばペンでの書き込みだ。それもそのはず、普通に紙にペンで書くときを想像してみれば、ペン先が接地してからインクが紙に着地するまでのラグはゼロ秒。1秒間により多く画面描写をして、接地からインク着地を実際のそれに近づけるほうが自然な書き込みを実感できる。

ペン内蔵と圧倒的な書き込み体験を謳うGalaxy Noteシリーズは未だに60Hzなのだ。120Hzのペンの書き込みを体験してしまうとどうしても食指が伸びない。

大学の講義ノートでなくても、PDFへの文字書き込みやメモ帳としてペンを多用したい人にはiPad Proはとてつもなくお勧めだ。

2.電子ノートならではのUNDO(一つ前の状況に戻す)が便利

この機能のおかげで消しゴムの感覚を忘れた笑。鉛筆でメモを取っているときに、右上のUNDOボタンをタッチする動作をしてしまう笑。

ボタン一つで一つ動作を戻せる動作は、ペンでの書き込みの際にはかなり有用だ。2回押せば、2回分戻ることが出来る。電子ノートなら当たり前と言えばそうであるが、毎日ノートを取っていると基本的で重要な機能だと気づかされる。

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3.直線や長方形などを簡単に書ける

このように左上のマークをタップするだけで、自動的に直線を引けるだけでなく、四角や丸を書けばそれらを認識して綺麗な形にしてくれる。

1タップで定規以上のことが簡単に出来るので、綺麗なノート作成がすごく身近になる。

4.色の変更が簡単なだけでなく、蛍光ペンも使える

 

画面上部のペンマーク・蛍光ペンをタップすれば色も自在に変えられる。筆箱にたくさんのペンとカラフルボールペンを詰め込まなくてもこれを実現できるのはほんとうに便利。

HTMLカラーコードなどのような微細な調整は出来ないが、このようにパレットから好きな色も簡単に選ぶことができる。

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5.複数のノートをChromeのタブみたいに立ち上げられる

ひとつのノートを立ち上げた状態で別のノートを開けば自動的に、2タブ目として開くことが出来る。そして、画面上部のタブをタップすれば自由自在にタブを行き来することができる。

講義中にノートを開きつつ、別のノートで他の作業をしながら、教授が何か言ったらすぐノートに戻る、という使い方が一番多い。さすがのiPad Proといったところで10個ぐらいタブを開いていても動作がカク付かない。

6.SplitViewを使えば、ノート以外にもアプリを立ち上げられる

GoodNoteを開いている状態でドックからsafariなどを指で引っ張ってくれば簡単に2画面表示をすることが出来る。ノートを取りながら、他のアプリで情報収集をしやすくなるので多用している。

7.写真の取り込みがすごく楽

大学の講義ノートを取るときに写真を取り込む場面は2つある。

  1. 写真そのものをノートにしたい場面
  2. ノートの一部に写真を小さく取り込みたい場面

1つ目の場面では下記のようにページ挿入として写真をページ扱いにする。

講義によっては、黒板やスライドの写真を撮ってそのまま書き込みたいときに使う取り込み方法だ。また、講義中の写真撮影は憚られることは多いと思うが、僕はOneCamという無音カメラを使用している。

これはノートの一部に写真を取り込んでいる。大きさの変更やトリミングなどもGoodNote上で簡単に出来るのでおすすめだ。

8.既に書いた箇所のコピーやスクショが簡単

これはスクショではなく、ペンで書いた部分のコピーだ。スクショとは違い文字しかコピーされない。

こちらはスクリーンショット。適当に囲っただけでもきれいな長方形としてコピーできる。

ケース

僕が愛用しているケースはSpigenのフリップケース。純正のスマートカバーと違い、背面を丸ごと保護してくれる。

800gの超軽量PCを愛用するくらい軽いものが好きなので、スマートカバーには大分心が惹かれたが、置いたときにカメラの凹凸でガタガタするのは嫌だったのでこちらをチョイス。

ノートを取るときにちょうど良い角度で固定することもできるのし、電車で座るときになど座った状態で膝に置くときも快適な角度を作ることができる。

まとめ

iPad のようなタブレットにペンを組み合わせれば想像できるようなTIPSが多かったとは思うが、それぞれを高次元で体験させてくれるのがiPad ProとApple Pencilだ。もし、大学のノートの取り方に不満がいる方がいれば参考にしてくれたら嬉しい。iPad Proを今から購入するときはやはり新型のホームボタンなしモデルが良いだろう。指紋認証がないのは少し不便であるとは思うが、長く使うことを考えたらプロセッサはより良いほうがよい。

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