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大学生におすすめな理由
以前、こちらの記事で紹介させていただいたのだが、2年くらいNECのHybird ZEROというマシンを使っていた。
初めてのハイエンドマシンだったので手探り状態でこの製品に決めたといってもよいが、めちゃくちゃ軽いのに、Uシリーズプロセッサを搭載していたり、おおむね満足していた
しかし、使用しているにつれ、何が僕にとってベストな要素かということを考えるようになり、この『ThinkPad X1 Carbon』を購入することにした。
もし、この記事を大学生の方が読んでいるのであれば、PCわからないし、使うとすれば大学にあるし、と思わずケチらない方が良い。僕は今まで何人ものPC買い替えをサポートしてきたが、快適に作業を行えないからという理由での買替検討が一番多かった。
下記を参考にしながら、本当に必要なPCのスペックとは何か、リテラシーを上げる一助になれば嬉しい。
僕が考えるモバイルノートPCに必要な要素
「必要な要素」の前提として、ゲームや動画編集はせず、ワードやエクセル、WEBしか使用しないとうことがある
スペック
IntelのCPUでノートPC用のモデルは主に、①Hシリーズ②Uシリーズ③Yシリーズに分けられている。(①性能高>③性能低)の順番。
- Hシリーズ
- Uシリーズ
- Yシリーズ
ウェブ閲覧とワードを1・2個開くだけ!という明らかに軽い用途であればYシリーズでも問題はないのだが、クロームのタブをたくさん開きたい、だとか仮想デスクトップを多用したいということであれば、Yシリーズは心もとないのだ。
かといって、Hシリーズはそもそもゲーミング用のGPUとセットのモデルにしか搭載されていことが多いので、中間のUシリーズを選んだほうがよいということになる。
重さ
もちろん軽いほうが良い。独立GPUも搭載されていないのに、1.4kgのノートPCを使っていた身からすると、このあたりが限度なのかなと思う。(ちなみに独立GPUを搭載しないMacBook Pro 13インチは1.37kg)
今回購入した『ThinkPad X1 Carbon』は14インチなのに1.1kgしかない超軽量といってよいレベルなので購入に踏み切った。
画面
作業するときのことを考えると①画面サイズが大きい②解像度が高いほうが良いです。圧倒的に。
ただし、バッグのサイズなどの兼ね合いなどから、物理的なサイズも考慮しないといけない場合は家電量販店などでじっくり実物を見たほうがよい。画面と筐体の隙間(ベゼル)が狭いモデルは大きいので13インチなら小さめバッグにぴったり!など、一概には言えない部分だ。
『ThinkPad X1 Carbon』は14インチでWQHD(2560×1440)のモデルを選択した。やはりモバイルPCともなると4K解像度を100%で使うことは現実的ではないので、ちょうどよいかと思っている。
キーボード

MacBook Proに代表されるようなぺらぺらキーボードもかなり迎合されている今、完全に好みで決めてよいところ。
僕は自宅ではRealForceという深めのキーボードを使用していることもあり、ラップトップも深いほうが好みだ。
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真っ黒でシックな外装

ThinkPad伝統のデザインは時代とともに少しずつ変化してきており、今なおオーソドックスなかっこよさを体現している。
マシン能力
CPU:i7 8550U
メモリ:16GB
ノートPCのCPUであるUシリーズにおいて、i5かi7かは大した性能差がないのが現実。しかし、ロマン重視で4コア8スレッドのi7をチョイス。
メモリに関して言えば、8GBだとあっという間に6GBぐらいは埋まってしまい、少し余裕がほしいとは思っていたので16GBにした
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重さ
やはり、1.1kgという重量は良い。ちょっと出かける際でも躊躇なくバッグに入れておける安心感はいつでも作業できる安心感にもつながる。
現状、絶対にいつ何時もPCは必要ではない、という人ほど軽いモデルを選んで、持ち運びやすい環境づくりをしたほうがよいと思う。
画面
僕が購入したモデルは2018年モデルのIPS液晶のWQHD(2560×1440ドット)を搭載している。反射防止のノングレア液晶だ。
FHDの(1920×1080)では不便を感じる場面が多かったので迷わず高解像度の液晶を選択。
グレアかノングレアか、の選択は好み半分・実用性半分で選べるポイントだ。光沢があるグレア液晶はぱっと見きれいだ。映像作品などを見るときも艶がある映像を楽しむことが出来る。
その反面、作業をするときなどに周りや自分の姿が映りこむので、気になってしまう。ちょっとした照明も簡単に映り込んでしまうのでストレスを感じる場面はとても多い。屋外での作業はめちゃくちゃストレスになることは間違いない。
僕はノートPCであまり、映像作品を見ず、作業だけをしたいと思っているので迷わずノングレア液晶を選択した。
2019年モデルでは下記のようなラインナップが用意されている
- FHD IPS(1920×1080,ノングレア)
- FHD IPS(1920×1080,グレア)
- WQHD IPS(2560×1440,ノングレア)
- FHD IPS ePrivacy(1920×1080,ノングレア,覗き込み防止加工)
- 4K IPS HDR(3840×2160,グレア)
なんとX1 Carbonでも4K解像度が選べるようになった。ただし、光沢液晶か、、、悩ましい。その分値段も高くなるだろうから、ご検討されている方はぜひじっくり検討してみてください。
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キーボード
めちゃくちゃよい。ゲーミングなどを除き、モバイルPCのカテゴリーではかなり深い部類のキーボードだ。
NECのHybird ZEROのときに感じていた打ち疲れが発生していない。これは後述の角度上げとも関連していると思う。
廃熱

UシリーズCPU搭載ノートPCにおいて、ファンレス並みの静音を手に入れるのはほぼ不可能である。しかし、作業中にファンが高速回転する不快感は出来るだけ減らしたい。そこで、実は下記のようなPCも検討していたのだ。
- Matebook X
- 第7世代Uシリーズを搭載しているモデルはファンレスとなっている。しかし、性能が1.5倍になっている第8世代を搭載されていないこと、キーボード部にCPUがあるのにファンレスであるということは熱による性能低下が起きやすいとの予測が出来、却下。
- Surface Book 2 13.5インチ
- ディスプレイ部にCPUが搭載されており、ファンレス。つまり、常に空気に触れている部分にCPUがあることで、効率的な冷却が可能となっているということなのだ。キーボード部分には独立GPUが搭載されており、こちらにはファンが搭載されている。ソフトなどで制御して完全ファンレスマシンとして運用できるのではないかと思ったのだが、ディスプレイ部もそれなりに重量があり、膝などで使うには剛性不足を感じるのではないかと判断し、却下。
- Let’s note SV7 or 8
- 第8世代CPUになり、性能上昇とともに発生する熱量も増大しているのに、ほとんどの会社はノートPCの筐体見直しを行っていない。しかし、パナソニックはファンの大型化、ヒートシンク・マザーボードの設計見直しをしており、かなり真面目に廃熱対策に取り組んでおり、候補の一つであった。ただ、、、高いので却下。。。。
というようにノートPCでしっかり廃熱されており、ファンが静かというモデルを選ぶのはとても大変なので、使用する際に物理的にノートPCを持ち上げて、さらなる冷却効果と角度をつけることによる快適な入力を求めることにした。近々記事を書く予定なので楽しみにまっていてほしい。
生体認証
Windows Helloと呼ばれる生体認証がデフォルトとなっているWindows10。これを最大限生かすことが出来る。
顔認証はiPhone XS並みに違和感はなくログインすることが出来る。これはかなり快適。

指紋認証も人差し指を一つだけ登録しているのだが、パソコンを開くときの角度であったり、即座に顔認証が出来ない場合に、そっと指を乗せればすぐにロック解除が行われる。やはり生体認証はよいものだ。
トラックポイント
ThinkPadを使い始めた!ということで、当初はあの赤ポチをマスターしてやるぜ!と意気込んでいたのだが、結論からいうと挫折した。慣れない身としては細かい操作が出来ないばかりか、人差し指を痛めてしまった。
結局、右人差し指でトラックパッド上でマウスを動かし、左親指で左クリックボタンに指を置く形で落ち着いた。新参者には使いこなせないのかなぁ、、
まとめ
独立GPUのないノートパソコンの中ではピカイチのバランスとコスパを誇るモデルだと思う。
もし、すでに検討しているモデルがあれば上記のような項目で一つづつ比較して自分にベストなPCを選んでほしいと思う。
ThinkPadを購入するのであれば、公式WEBショップがおすすめだ。週末には割引されることが多いし、量販店にはないカスタマイズなどが出来、お得な構成にすることができる。ぜひ検討してみてほしい。